矢吹町中町第二災害公営住宅

(設計:岩堀未来 長尾亜子)

​NICHIHA SIDING AWARD 2016 住宅部門 グランプリ

平成29年日本建築士会連合会賞 奨励賞 (日本建築士会)

2017年度グッドデザイン賞 (日本デザイン振興会)

日本建築学会作品選集2018 (日本建築学会)

2017年度日本建築家協会優秀建築選 (日本建築家協会)

住まいの環境デザインアワード2018 入賞

第11回日本建築家協会東北住宅大賞 優秀賞(日本建築家協会)

​第35回福島県建築文化賞 最優秀賞

掲載誌

新建築2017年8月号(新建築社)

日経アーキテクチャー2016年6月9日号(日経BP社)

日経アーキテクチャー2016年9月22日号(日経BP社)

東北建築作品集2017(日本建築学会)

「建築士」2017年10月号(日本建築士会連合会)

​日本建築学会作品選集2018(日本建築学会)

グッドデザイン賞公式受賞年鑑2017(日本デザイン振興会)

JIA建築年鑑2017(日本建築家協会)

東日本大震災により甚大な被害を受けた福島県中通りに位置する矢吹町の災害公営住宅。新たに形成されるコミュニティが自然に育まれるよう、生活気配が外に醸し出される開かれた公営住宅を目指した。具体的には「外部と内部の連続性」「地域への開放性」「住人同士の緩やかな関係」「多様なライフスタイルの許容」「パッシブな手法による快適な室内環境」「工業製品の単純な構成による高いコストパフォーマンス」の6つを設計の方針とした。建築は、南北に抜ける大小の「通間」と呼ばれる筒状空間で構成された住戸ユニットを不整形な傾斜地に雁行配置している。さらに「通間」の南に作られたダブルスキンを居室化した「縁にわ」を町民が自由に通り抜けることができる「にわ」や「みち」に面するようにした。こうして住人のコミュニケーションが促されるようにし、かつ日射制御や自然通風が可能となる。気配、視線、光、風、熱といった形はないが環境総体を作り上げる要素(環境要素)の関係を調整・変化させる様々な空間的な仕掛けを単純な建築システムにまとめた。環境要素の関係性が重層した生活の背景となる建築は、これからの住空間の一つのあり方になると考えている。